恋のかたち、愛のいろ
2008年11月29日 昔の恋、今の恋「でも、よかったじゃん。その元彼にも家庭があるっぽかったんでしょ?木山くんが邪魔したおかげで、ダブル不倫とダブル家庭崩壊をくい止めたかもよ。それにさ、会いたい、ってもし本気で両方が思ってたら、携帯なんかなくなって、だれかに邪魔されたって、いつか会えるよ」 「 地上発、宇宙経由」 角田光代
光代ちゃんの小説はやっぱりすごいです。
このせりふ、4年前にまったくおなじことを、キョウコは友達に言いましたが、イケナイ恋真っ最中の彼女にはまったくこころに届かなかったようで・・
一週間ちょっといろいろと思い悩んだけど
そういうことかあって妙に納得。
腑に落ちました。
やっぱり、恋が動くときって、え、なんで?いま?って状況でも、タイミング悪くみえても、なんか強引な力が働いて動いちゃうんだよね。
それは、両方ともの思いがはからずも一致しちゃったとき。
たぶん、ほんの0.1秒でも、強く思ってしまったら。
今はそうじゃないってすとんと胸に落ちてきて、納得しました。
たぶん、キョウコがこだわってたのは、いまだにこだわってたのは、
わたしはあなたのなんだったの?
あなたにとって痛くもかゆくもない存在だったのね?っていうこと
せめて、ちょっとした痛みくらい、感傷くらい、与えていたらなあって
aikoも言ってましたが、10代のころも、20代のころも、そして30代になっても、好きになった人に好きになってもらいたいっていう気持ちは変わらないって。
こころを痛めた相手には、同じように痛い思いをしてもらいたかったって、子供じみたひとりよがりでした。
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